アウトバウンド業務
アウトバウンド業務は、インバウンド業務と異なり計画的にお客様と会話ができる処理方式で、利用する業務によって、大きく3つに分類できます。
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category 1
いかに効率よく、また接続率、
応対率を向上させるかが
テーマとなる業務の場合コールリストを作成して複数のオペレータが同時に架電処理を行う。
予測発信を行い複数のオペレータに同時に発信し応対率をを向上させるように架電処理を行う。 -
category 2
いかに同一顧客に対して複数回
の架電を効果的に行えるかが
テーマとなる業務の場合高額商品を扱うため、2ndコール以降の履歴情報を如何に効果的に登録、検索できるかテーマとなる。
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category 3
操作の容易性及び拡張性
従来、紙ベース(Excel等を利用しながら)で架電していた業務をCRMを利用して架電する場合など、不慣れなオペレータにはトークスクリプトを表示してサポートするとか、年配のオペレータ向けに入力処理をテキスト入力を減らしてボタン押下で対応できるようにする等。
“アウトバウンド業務”を選択されたとき
アウトバウンド業務の
一般的なイメージ
キャンペーン(顧客データ)の登録、抽出処理(コールリスト作成)、オペレータ画面の作成、架電処理、架電結果情報の出力をすべてプログラムの作成なしでデザイナー機能を利用して運用可能です。


最適な架電方式を選択可能
詳しくはこちらいかに効率よく、また接続率、応対率を
向上させるかがテーマとなる業務の場合
オペレータが最適な架電方式を状況に合わせてフレキシブルに対応できるよう、以下のような選択肢をご用意しています。
choice 1オペレータの裁量で、架電対象を選択

条件を設定することで、架電対象をオペレータが自由に変更することができます。
- 手動発信
- オペレータが、発信先の情報をしっかり確認してから架電します。
- 自動発信
- 自動で順次発信し、発信先に接続すると画面表示してオペレータにつなぎます。

例えば、時間によって応答率が異なることを知っているオペレータなら、時間になったら条件を設定(例えば、性別、年代)を指定して、架電対象を抽出することができます。
choice 2あらかじめ架電対象の順番を決めてから
架電開始
架電結果を分析して、時間帯と顧客属性(年齢、性別、購入履歴、地域などから)の関係から時間ごとにコールリストを作成して架電処理を開始します。

図では、
- ●コールリスト北海道
- ●コールリスト青森
- ●コールリスト秋田
を登録させており、
- 9:00~
- コールリスト北海道の架電を開始
- 11:30~
- コールリスト青森の架電を開始
- 13:00~
- コールリスト秋田の架電を開始
- 14:00~
- コールリスト青森の架電を再開
となっています。
業務内容によっては、架電を開始する前に顧客情報及び過去の架電結果などを確認してから発信する必要がある場合には、手動発信モードを選択し、1stコールのような場合には、自動発信モードを選択することも可能です。
- 手動発信モード
- 架電する予定の顧客情報をオペレータに送信します。オペレータは、内容を確認してから自ら発信処理を行います。
- 自動発信モード
- Ready状態であれば、システムが自動的に発信処理を行い、発信先と接続したら当該呼をオペレータに転送します。そのため、「無応答」「話中」などは、オペレータに接続しません。
choice 4架電処理中の接続率を監視し
低下した場合には多重発信
架電処理中の接続率を監視し、閾値よりも低下した場合は多重発信処理を行います。
接続率が低下した時間帯では、オペレータの待ち時間を少なくするため、複数の顧客に同時に発信処理を行い、接続したら「Ready」状態のオペレータに知らせます。
設定できるパラメータ
- 接続率を計測する時間数(30分単位)
- 接続率に伴う、1人のオペレータに対して発信する倍率(0.25倍単位)
choice 5オペレータの対話時間の終了を予測して発信
(プレディクティブダイアラー機能)

大量に架電処理が必要な業務に利用されるケースが多いようです。
基本、“Ready”状態のオペレータの数と、現在お客様と会話中のオペレータが予測秒後に“Ready”状態になることを仮定して、発信処理を開始します。
お客様と接続された時点で“Ready”状態のオペレータに呼を転送します。

予測が外れた場合など(オーバコール)は、オーバコール発生の対応に準拠して対応します。

コールリストの管理はプレビュー処理と同様、複数のコールリストを登録し時間での切り替えを行います。